キラリ撮影会の記事コンテンツ。KIRARIをご利用の上でのお役立ち情報など。
第19回:暗い部屋で自然光を作ってみた!
お久しぶりのGPFジャーナル!
今回は、以前からご要望の多かった自然光特集でございます!
「え?
自然光?」
「この夏目前のこの時期、外に出ればいくらでも自然光撮れるんじゃない?」
「何ならスタジオでも日中に予約できれば十分光入るよ~」
と思われる方もいらっしゃるとは思います。
たしかにその通り・・・
外の撮影は自然光だけでなく、様々なシチュエーションや十分な距離を取れるといった魅力がいっぱいでございます。
ですが、もし天気が崩れてしまったら?
スケジュールの都合上、夜しか予約とれなかったら?
スタジオで木漏れ日や窓から差し込む光が表現できたら楽しくないですか??
前置きが長くなりましたが、それではその撮影方法を早速ご紹介していきます!!
ちなみに今回はモデルの朝比奈 花さんに協力してもらいました
1.格子付き窓から差し込む光
↑きらり2ndにいるくまのぬいぐるみ「Love」にまずテストで協力してもらいました(笑)
当スタジオの「きらり1st」は、日中自然光が十分入ることで(個人的に)有名です。
しかし格子つきの窓があるわけではなく、部屋全体が明るいため窓から差し込む光を活かした上の画像のような撮影を自然光ではできません。
ちなみにこの画像はきらり2ndで部屋を暗くして撮影してます。
この撮影で用意したのは、
・予めカッターで穴をあけておいた100円ショップにある白い板
・モノブロックストロボ1灯
あると良いもの
・板を固定できる何か
または
・カメラ三脚
そして実際モデルで撮影したものがこちらです。
白い板とストロボの距離や角度を調整し、ちょうどモデルが入るくらいに合わせました。
陰の濃さや角度はストロボのモデリングランプで確認しながら撮影しました。
今回はわかりやすくするため縦に5本、白い板をカットしましたが、窓枠をかたどったり、他の形状にしても面白いかと思います。
2.スタジオにあるもので木漏れ日
<撮影例>
今度はスタジオにある植物を使って木漏れ日を作ってみました。
こちらもわかりやすくするため、後ろの壁に影が写りこむ形で撮影しましたが、実際にはサイドから、
つまり左右どちらかに植物&ストロボを立てると木漏れ日だけ人に当たってより自然に近づけます。
もちろん上記のような写真が幻想的で好みだな~って方がいましたらぜひそちらでも試してみてください~
3.【おまけ】シンプルに自然光っぽく撮る
さて、1,2は少し暗めの撮影方法でしたが、
最後はシンプルに自然光に近いライティングをご紹介します。
使うのはカポックとモノブロックストロボ、それとホワイトルーセント傘です。
上の画像のようにストロボをカポックに向けて照射し、その反射光をモデルにあてるだけというシンプルなライティングになります。
実際に撮影したものがこちら↓
<撮影例>
左の画像はわかりやすくするため、モデルのサイドから当ててます。
これだけだと顔に影が強く出てしまうので、画像には写っていませんが、反対側にレフ板を設置してあります。
まるで日中に部屋の窓から入ったような光に見えませんか?
ストロボを直接当てるよりもやわらかい光になります。
右側の写真は光源に顔を向けてますが、直接当てるよりも影が強くないですよね。
このカポックの角度を狭くすると範囲を狭めて光を当てることができます。
上の写真もモデルに当たる光に対して、背景の壁が少し暗めに写っていますね。
久しぶりのGPFジャーナルはいかがでしたでしょうか??
モノブロックストロボとホワイトルーセント傘はオプションとなりますが、まだストロボを使ったことがない方は
是非一度試してみてください!!
次回は屋外撮影に関する記事にしたいなぁ~とぼんやり考えております・・・
それでは、次回もお楽しみに~(`・∀・´)っ
撮影協力モデル:朝比奈 花